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『お子様のやる気を引き出す、お母さんの魔法』
2017年02月24日
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■やる気を引き出すお母さんの魔法
このたびは当ブログをご覧いただき、まことに有り難うございます。
英泉塾副塾長の安田卓史です。
今日は『お子様のやる気を引き出すお母さんの魔法』というテーマでお話します。
あなたは、これまでお子様に、
『勉強を始めても長続きしない』、『家で勉強してくれない』
とイライラしたことはありませんか？
そんな時、つい発してしまうのが、
『勉強しなさい！』、『宿題やったの？！』のキツイ一言ではないでしょうか？
お母さんにきつく言われて、渋々机に向かうものの、
しばらく経つといつも通り。勉強はそっちのけでスマホに夢中。
お子様の行動や習慣は根本から改善されることなく、お母様のイライラは募るばかりです。
『勉強しなさい！』の言葉で、お子様の学習姿勢が根本から改善された、という話を、私は20年以上に及ぶ教師生活でほとんど聞いたことがありません。
むしろ『勉強しなさい！』といわれ続けていた子どもが、いっそう勉強を毛嫌いするようになったケースを、私は何度も見てきています。
そんなこと言ったって、子どもがダラダラしているんだから仕方ないじゃない！というお母様の心の叫びが聞こえてきそうです。
今回は、保護者会等で英泉塾生の保護者様によくお話しする、お子様のやる気を引き出すコミュニケーション実践術について、少しだけお話します。
『過去と他人は変えられない』という有名な言葉があります。
いくら『勉強しなさい！』と強く言ったところで、本人が『勉強をする理由』を持てなければ、『お母さんに怒られるのが嫌だから』という理由で勉強することになります。当然勉強に身が入りません。
嫌々勉強させられた挙句、テストの結果が悪ければまた怒られる。子どもは無意識のうちに、『勉強＝苦痛なもの』という反応を示すようになります。勉強嫌いの子どもが誕生する瞬間です。
『子どもの悪いところを指摘して改善させたい』
これはより子どもの良い成長を願う親御さんの愛情から来る自然な気持ちだと思いますが、下手をすると、お子様は悪いところばかり指摘されて、やる気を失ってしまう恐れもあるのです。
相手をコントロールしようとすればするほど、コントロール不能に陥っていく。これがコミュニケーションの難しさです。
逆に、『自分と未来は』いかようにも変えられます。『子どもをどうコントロールするか』という発想を捨て、『自分はどう子どもと向き合い、接するか』という発想にチェンジするのです。
子どもを愛情深く見守り、深く洞察し、子どもの変化を見逃さない。子どもがテストの結果が悪くて落ち込んでいれば、一緒に悩み、子どもが喜べば一緒になって喜んであげる。こうすることで、子どもは無意識のうちに、自分は愛されていることを肌で実感し、自己肯定感を高めていきます。
お母さんの在り方が変わると、自然とコミュニケーションの質も変わってきます。これまで『なぜ勉強しないの？』と詰問していた自分とは違い、『○○ならきっと出来るわよ』と、言動も前向きになっていきます。
もし、少しでも勉強するお子様の姿が見られたら、『今日は30分勉強したね』と、子どもの行動を言葉できちんとフィードバックしてあげてください。これを行動承認といいますが、人は行動を承認されると、その行動をどんどん強化していくという性質があります。決してオーバーに褒め称える必要はありません。
マイベスト教師は多くの研修時間を費やして、こういったコミュニケーション術を習得し、日々の指導で実践しています。当然ご家庭でも是非お役立ていただきたいので、マイベスト保護者会で、毎年、塾生のお母様、お父様にもお伝えしています。ご家庭で、そして職場で、即使える実践術が盛りだくさんです。続きはどうぞマイベスト保護者会を楽しみにしていてください。
お子様の家庭学習に対してお悩みのお母様に、最後にひとつだけテクニックをお伝えします。
凄い剣幕で『宿題やったの？！』と、決してお子様を責めないでください。
笑顔で『今日の宿題は何が出ているの？』と質問してあげてください。
次に、『何時からやるの？』とスタート時間だけ、笑顔で(笑)聞いてあげてください。ポイントは何時から何時までと、終了時間を聞かないことです。
最後に、満面の笑顔で『終わったら自由時間だね！早く終われば好きなこといっぱいできるね！』と言ってあげてください。
スタート時間だけ子どもに決めさせて、終了時間は決めない。これがポイントです。子どもは宿題を早く終わらせるために、スピードを意識します。学習スピードは学力に比例しますから、学力向上にもつながりますよ。
また次回のブログもお楽しみに！
少数精鋭・個人指導マイベスト 代表 安田卓史
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